位置情報を左右する要素が、ざっとこれくらいあります。
- GPSアンテナの性能 = 衛星の拾える数で変わる
- WiFi アンテナの性能 = 電波の拾い方が異なるのでWiFi測位に影響
- アジア系端末はGPSの精度が悪いと聞いたことがある
- GPS測位の有無
- WiFi測位の有無
- その他センサーの利用有無
- ドコモは基地局の位置情報が使える
- 端末ケースによっては電波が拾いにくくなる
1-3は機種依存、 4-6は設定依存、 7-8は環境依存ですね。
同じ「機種」「設定」「環境」じゃないと緯度経度が一致しないなんて!
屋外でGPS測位なら数メートル程度ですが、屋内ならズレはでかい。
屋外でGPS測位なら数メートル程度ですが、屋内ならズレはでかい。
心と体は一つでも、緯度経度は数百mズレたまま・・・
そんな悲劇が起こっています。
ようするに、
端末の位置情報は、場所を特定できているとは限りません。
そのためチェックイン系サービスは、
「周辺1kmの施設を検索して」
「ユーザーに選択させて」
「チェックイン!」
というインターフェイスを取ってるわけです。
それが常識だと思ったんですが、リーンスタートアップな人たちは凄い。
スマホを握ってぶつけあうだけで名刺交換。
ドヤァ!
という威勢のいいアプリがありました。
ただ、運営も位置ズレについては知ってるようで、対処しています。
名刺交換が中々成立しないから、数kmのズレは許容する、という方向に。
なので目の前に居ない第三者と交換されるという面白状態でした。
キャバクラ嬢とスケベ心でbumpしたのに、知らないオッサンが出てくるなんて!
ただ、相手の名前を確認して→交換する、という安全インターフェイス。
かつアプリ内でも「よく確認してね」と注意喚起。
なので、最後はユーザー責任です。
でも面白いから、当然これで遊ぶ人たちはいるわけで。
iOSアプリ、Bumpは簡単に個人情報が抜き取られる可能性がある
おまいら、一人bumpって知ってっか???
VIPで盛り上がった後、対応が取られました。
・許容するズレ幅をかなり小さくした
アプリの評価コメントに「交換できねーよ」ってのが見受けられます。
・公式に一人Bumpに対応
名前に「一人」って入れてる同士は広い範囲で交換が可能。
※一人(かずと)さんに対するセキュリティーホールだと思いますが・・・
なかなかステキな対応。
こういう運営は好きです。
以上、位置情報系のサービス考えている人は設計に気をつけましょう、という内容でした。
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